トウキョウダルマガエル


和名:トウキョウダルマガエル

英名:Tokyo Daruma Pond Frog
学名:Rana (Pelophylax) porosa porosa
(「マメまたはタコを持ったカエル」の意味)

生態
平地に住んでいて、水辺からあまり離れません。繁殖期は4月下旬から7月で、水田や浅い池、沼、河川敷の水たまりなどの、浅い止水で行われます。雄は、トノサマガエルと同様にテリトリーをもち、水面に浮きながら鳴き、雌を待ちます。
体長
成体オス:39-75(平均60)mm
成体メス:43-87(平均67)mm
本州(仙台平野、関東平野、新潟県中部・南部、長野県北部・中部)
分布
鳴き声
ンゲゲゲ、ンゲゲゲ・・・
姿
 
解説
トウキョウダルマガエルは、大きさも形もトノサマガエルによく似ていて、間違えやすいですが、ダルマガエルの基亜種です。トノサマガエルとダルマガエルの雑種起源説がありますが、蛋白組成からみると亜種ダルマガエルとほとんど変わりませんが、トノサマガエルとはまるで違っています。トノサマガエルとの違いは、黒い斑紋が独立してはっきりしています。雌雄で、体色が違いません。また、トノサマガエルとは、分布域もあまり重複していません。
コメント
私にとって、ツチガエルとこのカエルは、もっとも身近なカエルの一つでした。子供の頃の遊びは、「カエル釣り」、小さい釣り竿の先に赤い布を縛り付けて、鼻先でブラブラやると「パクッ♪」と食いつきます。釣ったその数を競うんです。楽しい思い出です。
 伊豆大島に来る前は、自宅の庭に池を掘って、トウキョウダルマガエルを飼っていました。しかし、池の管理ができなくなり、そして昨年の異常気象の暑さにより、池が枯れてしまいました。あのカエル君達は、生き延びてくれたか、とても心配です。来年の夏には、こちら伊豆大島の任期が切れて自宅に帰れるので、もう一度カエルの住む池を作り直す予定です。しかし、最近はめっきり見かけることが少なくなりました。とても悲しいことです。トノサマガエルも減少が著しく進んでいるようで心配です。尚、伊豆大島には、トウキョウダルマガエルは棲息していません。人為的に持ち込まれない限り・・・



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