伊豆大島のヒキガエルについて

 私の住んでいる伊豆大島には、ヒキガエルがウジャウジャいます。そもそも火山島の伊豆大島になぜこれほどのカエルが増えたのか?

 このヒキガエルは、日本固有亜種のアズマヒキガエル (Bufo japonicus formosus「ハンサムなニホンのヒキガエル」の意味)です。どうやら、モリアオガエルと同様に島外から持ち込まれたいわゆる
「外来種」なんです。

 そして伊豆大島では、季節によって (とくに繁殖期には) 道路標識で注意喚起されるほど、車道上に現れてくるので注意が必要です。
島内を色々と走り回って、ヒキガエルに遭遇できる場所は、三原山に至るスカイラインや駐車場です。


カエル横断注意!!の看板です。この直ぐ直近に「カッパ池」があるので、ここから道路に出てきて轢かれるのでしょう(>_<)
夜の散歩で見つけました。
いわゆるガマガエルです。ひょうきんな顔とスタイルです。
写真撮影に応じてくれた後、山の中へ姿を消しました。
鳴き声
クゥクゥクゥ、グゥグゥグゥ



アズマヒキガエルの変態
2014年5月、アズマヒキガエルのオタマジャクシを見つけたので、
家で飼うことにしました。ただし、手足が生えるまでの期間です。

伊豆大島は、水が豊富ではありません。昔は、雨水を飲み水に利用していた時代もありました。それだけにアズマヒキガエルも必死です。雨がちょっとでも降って水溜まりが出来ると、直ぐに産卵します。そしてこの写真のオタマジャクシです。これは、ほんの一部ですから、全体では数千匹はいたと思われます。そして、生き残るのはほんの一握り、何故なら水溜まりは直ぐに干上がるからです。
オタマジャクシは、4月20日に連れてきました。そして、気がついたら手足が出ていました。1~2週間ほどで孵化すると言われています。。)
ちなみに、アズマヒキガエルの意味は、「ハンサムなニホンのヒキガエル」と言う意味になります。
ガラスに張り付いたアズマヒキガエルです。まだ尻尾が生えたまんまです。うっすらと皮膚の模様が見えます。
分布
北海道南部(函館)、本州東北部(近畿及び山陰まで)、佐渡島、伊豆大島
生態
海岸付近から2,500mの高山におよぶさまざまな環境に生息。たしかに、このオタマジャクシがいた所は、まさに海岸べりの水溜まりでした。


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