モリアオガエルとは
モリアオガエルの姿
♦ からだ 指先には丸い吸盤があり、木の上での生活に適応している。背中側の地色は緑だが、地方個体群によっては全身に褐色のまだら模様が出る。また、体表にはつやがなく、目の虹彩が赤褐色なのも特徴である。ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルと似ているが、モリアオガエルはより大型になる。また、ニホンアマガエルとは目から耳にかけて黒い帯模様がないこと、シュレーゲルアオガエルとは虹彩が赤っぽいことで区別できる。 |
|
♦ 顔・あたま 頭は三角形で、目は上に飛び出している。カエルの口から先の尖った部分、つまり鼻先を「吻」と呼ぶ。さらに目の直ぐ後ろには、「鼓膜」があり、カエルの場合、カエルの耳には外耳がなく、体表に直接、「鼓膜」がついている。体表にはつやがなく、目の虹彩が赤褐色なのも特徴である。ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルと似ているが、モリアオガエルはより大型になる。また、ニホンアマガエルとは目から耳にかけて黒い帯模様がないこと、シュレーゲルアオガエルとは虹彩が赤っぽいことで区別できる。 |
|
♦ 手足 前足の指は4本、後ろ足の指は5本。前肢は人間の腕に似た形状をしているが、ジャンプからの着地の際に身体への衝撃を和らげるのが主な役目である。餌となる小動物に飛びついて両肢で押さえつけたり、冬眠などのために土砂を掘ったり、汚れ落としのために片肢で顔を拭いたりする動作も可能である。アオガエル科やアマガエル科などの樹上生活をする種の多くでは指先に吸盤が発達し、その補助で細い枝などに掴まることはできるが、人間や猿のように物を片肢ないし両肢で掴み取ることはできない。 |
|
♦ オス・メスの違いは? 見た目で直ぐに分かります。写真を見てください。重なっているのが分かると思いますが、下がメスで上がオスです。撮影時、繁殖期だったので、メスのお腹がふっくらしています。
|
|
カラララ・カラララ クックックッ |
|
♦ 地域による外見の違い(地理的個体差)
背中側の地色は緑だが、地方個体群によっては全身に褐色のまだら模様が出る。また、体表にはつやがなく、目の虹彩が赤褐色なのも特徴である。
ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルと似ているが、モリアオガエルはより大型になる。また、ニホンアマガエルとは目から耳にかけて黒い帯模様がないこと、シュレーゲルアオガエルとは虹彩が赤っぽいことで区別できる。
日本の固有種で、本州と佐渡島に分布。離島については、伊豆大島に移入種として分布している。四国と九州の分布ははっきりしていない。