鉱石ラヂオ同盟 会員番号008号(大島支部)
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鉱石ラジオCrystal radio


 鉱石ラジオって何?

 2011(平成23年)年3月11日の未曾有の震災に遭遇して、地震情報、津波情報、交通手段などの情報がどれだけ大切なものか、骨身に染みて分かりました。

 そんなときにとても重宝するのが無電源ラジオなんです。このラジオは、「鉱石ラジオ」とも「ゲルマラジオ」とも言われていますが、そもそも何故このようなラジオが生まれたのか、存在するのか?

 昔々、まだICやトランジスターがなかった頃、ラジオ放送が始まりました。この頃のラジオ放送を聴く手段としては、真空管を使ったラジオが主流でした。

 しかしこの真空管ですが、とても高価で簡単に手に入れることはできませんでした。時代が時代ゆえにラジオ放送は聞きたいのが人情、そこでこのラジオ放送を手軽に聞くために鉱石ラジオが使われました。

 ラジオを聞くためには空中を飛んでいる電波を音声信号として取り出してやる必要があります。このことを検波もしくは検波回路と呼びますが、この検波回路のお仕事として鉱石を用いたものが鉱石ラジオです。

 この鉱石ですが、電気を流してやると、電流を一方向だけ流す不思議な性質が生まれます。これを整流作用と呼びますが、この整流作用がラジオには不可欠なんです。

 その整流作用を持つ鉱石には、方鉛鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱、紅亜鉛鉱、閃亜鉛鉱等があります。

 先にも話しましたが、この鉱石ラジオは電気や電池を使いません。完璧なエコラジオです。ラジオ受信用のアンテナから拾った微弱な電波のエネルギーをそのまま利用してイヤホンを鳴らしてくれます。
 この鉱石ラジオの音は何とも言えない安らぎの音を出してくれます。今や時代遅れの鉱石ラジオですが、鉱石ラジオを通して不思議な電波の世界に思いをはせて、自分なりの鉱石ラジオを作ったり、聞いたりして楽しみたいと思います。

※基本の回路
アンテナ  : 空中の電波をとらえます。
コイル    : 同調回路(放送周波数を選びます。)
バリコン    : 同調回路(     〃        )
ダイオード : これが鉱石です。(音声信号を取り出します。)
アース     : 余分な電気を逃がします。
波を逃がします。ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
スクリューコイル型鉱石ラジオの一号機です。螺旋状のコイルが美しいです。このシンプルで美しいコイルに惹かれて作りました。
クリューコイル型鉱石ラジオの一号機です。螺旋状のコイルが美しいです。このシンプルで美しいコイルに惹かれて作りました。
一号機
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
二号機 同じくスクリューコイル型鉱石ラジオです。土台を楕円形にしただけのものですが、このラジオは、寝室のベッド脇に置いてあり、寝しなに聞いています。








これも全く同じスクリューコイル型鉱石ラジオで三台目です。しかしこのラジオは、大きさが違います。
 コイルの直径55φ×長さ180㎜の紙筒に、エナメル線(0.32φ)を約600回~700回巻いた巨大なものです。このくらいの大きいものになると、アンテナとかの工夫次第では、ロシアの長波放送を聞くことができるそうです。
三号機
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください
 四号機


この四号機は、ダブルスライダー式ゲルマラジオです。基本の回路は全く同じですが、両脇にあるスライダーでコイルの巻き数を増減できる優れものです。

 これを作ったときに、子供の頃に見た、アメリカのテレビドラマ「宇宙家族ロビンソン」に出てくるロボット「フライデイ」に似てるなぁと一人ご満悦のところ、妻は原子炉みたい(・_・、)ですと(;>_<;)
昔の鉱石検波器は、冒頭に話した方鉛鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱などを使っていましたが、やはり感度が悪いのです。そこで次に登場したのが、ゲルマニウムダイオードでした。このダイオードを昔風に鉱石をガラス管に封入したように見せかけたものが、これです。

 FOXTONとラベルをパソコンで作り貼り付けました。このFOXTONは、当時業界を驚かせた先進の鉱石検波器でした。
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
クリスタルラジオさんから教えていただいたループアン

テナを作りました。これは、ループアンテナキットを購入

して作りました。大島では、材料(ビニール線、木材等)

がなかなか手に入りません。ですから、手っ取り早くキッ

トで作ったわけです。

購入先は、ラジオキットのシャンテック電子

1辺40cmの中波放送用ループアンテナキットです。

バリコンボックスと接続コードが付属しています。

■価格:3,400円  送料500円 購入時値段
実際に、本HPに載せている二号機を使って聞いてみました。結論から言って聞こえませんでした。色々な理由があるかと思われますが、もともと大島では、ラジオ放送が良く聞こえません。島の北側では全く聞こえず、南に行くと聞こえてきます。山が邪魔しているのか、電波塔(放送局)からの距離がありすぎるのか?住まいも、マンションの3階です。コンクリート住居では、ラジオ受信はそもそも不向きです。とまあ、マイナス要因ばかりですが、他にも色々試してみて受信に挑戦してみたいです。   







参考本


今回、これらのラジオを作るのに参考にしたのが、「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」でした。
出版社は誠文堂新光社です。






ぼくらの鉱石ラジオ A5判   256頁  
刊行日 1997/09/16
 ISBN 4-480-86045-2
JANコード 9784480860453

定価3,465 円(税込)
こころのなかの少年少女たちへ。空中にただようメッセージを、自作のごく簡単な回路によってキャッチする。
かつて少年たちを科学の不思議と夢に誘った、鉱石ラジオの魅力とその全貌。図版500余点(カラー多数)。







レトロ・ラジオの製作へ誘う本 (こだわり世代の趣味)
こだわり世代の趣味編集部

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