ウメボシイソギンチャクを飼おう!!


美味しいふっくらご飯に真っ赤な「梅干し」
アルマイトの四角い弁当のど真ん中に梅干しと言えば「日の丸弁当」

ではなく



『ウメ星デンカ』
 ウメぼしデンカは、藤子・F・不二雄のギャグ漫画・SF漫画作品、および同作を原作としたアニメ作品、また作品内の主人公の一人の名称。1968年から1970年まで雑誌連載、1969年にテレビアニメ化された。

そうじゃなくて
ノォォ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━(   )━(゚ )━(д゚ ;)━(゚д゚;)━━ッ!!!!


ウメボシイソギンチャク
ウメボシイソギンチャク(梅干磯巾着、学名:Actinia equina)は、日本近海に生息するイソギンチャクの一種である。従来はイギリス沿岸から西ヨーロッパ、地中海、アフリカ大陸西岸にかけて広く分布するものと同種と考えられてきたため、現時点では上記の学名が適用されている。ただし、近年日本産のものは別種であることが示唆されている。

ミナミウメボシイソギンチャク

体の直径が2~3cmほどの中型種で、潮間帯から水深10mほどの岩礁に棲息。筋肉の発達がよくないため、触手は常に開いている。体は低い円筒状で、触手の下に隠れており、あまり目立たない。餌の乏しい状態では盛んに縦分裂をして無性的に殖え、餌の豊富な場所に付いたものは分裂せずに、体が大きくなり、生殖腺が発達し、有性生殖をする。



大島に来て早くも半年、ひょんなことからウメボシイソギンチャクを飼うことになりました。今のマンションは仮住まい、ここに来る前は愛犬2頭と暮らしていました。ここの仮住まいマンションは、色々な規制があって動物は絶対禁止!!愛犬2頭は従姉妹に預け泣く泣く転勤してきたのでした。そんな生き物のいない生活が半年も過ぎた頃、同僚がコップでウメボシイソギンチャクを飼育している!と教えてくれたのです。
なぬ?それは聞き捨てならない、コップでもイソギンチャクが飼育できる???飼えるんです。それも意外と簡単に飼育できます。

  • 採取方法:海岸の磯場で採取します。海岸の岩と岩の間をよく見てください。赤い梅干しのような物体が目にとまります。あるいは、触手を伸ばしているものもいるでしょう。これが、ウメボシイソギンチャクです。次に、水槽に収まる程度の岩にウメボシイソギンチャクがくっついたのを根気よく探します。見つけたらそれを持ち帰るわけです。もう一つの方法ですが、ウメボシイソギンチャクの足というか土台を刃物か何かで削ぎ落とすやり方がありますが、これは、あまりお勧めしません。なぜなら、生体を傷つけてしまうおそれがあるので、最悪、死んでしまうことも考えられます。
  • 最低限用意するモノ:水槽(コップ、金魚鉢など)、海水~これが結構やっかいです。大島もそうですが、目の前は直ぐ海という環境に住んでいる人なら何ら問題ありませんが、大都会に住んでいる方で、これから飼おうと考えている人は、相当な勇気と頑張りがないと続かないと思います。その理由は、人工海水を作るのが大変だからです。砂・砂利~ウメボシの生活の場である岩を固定するのに必要です。エアレーション~コップ飼育で、小さいウメボシ1個程度なら、汲み置きの海水を2~3日に1回くらいの割合で交換すれば問題なく飼育できますが、ある程度の水槽になれば、個体数も増えて酸素不足になりがちですので、エアレーションは必要です。
  • 飼育方法について: 友人は、コップで飼っているので、特に入れものは関係ないでしょう・・・が、個体数は、入れものに合った数を考えて飼育した方が無難でしょう。 餌は、生シラス、刺身の切れ端などを与えます。与える回数は、それほど頻繁に与える必要はないと思います。自然界では、三度三度お食事できるわけではないので、与えるとしたら1週間に1回程度で十分と思われます。
直ぐ近くの弘法浜という海岸に行って、干潮の頃を見計らい磯(タイドプール)の岩の下を覗き込みます。岩に着いたウメボシイソギンチャクを岩ごと持ち帰ります。
水槽は、縦20センチ、横18センチ、奥行き12センチのガラス製の水槽です。大きさとしては、一番小さい水槽です。この中に、ウメボシイソギンチャクとミナミウメボシイソギンチャクを飼育しています。
これは、ミナミウメボシイソギンチャクだと思います。思われます。ハッキリしないので、思われますの表現をします。
餌を食べた直後なので閉じています。奥には、小さいのがいます。
この赤くて美しいのがウメボシイソギンチャクです。
シラスを与えた直後の写真です。わずか数秒で体内に取り込みます。
蕾のような梅ちゃん
完全に開いた梅ちゃん
ミナミイソギンチャクも梅ちゃんも飼い始めて知ったんですが、動き回るんですΣヽ( ゚д゚)ノ ワッ!!本当なんです。
自分にとって一番過ごしやすい場所を探して動くようです。
気泡が好きなミナミウメボシイソギンチャク
海から採取したときに、岩に塩水に様々な生き物が住んでいます。ミナミウメボシイソギンチャクの後方に何か生き物がいます。
このミナミウメボシイソギンチャクは食欲旺盛です。
綺麗な梅ちゃんです。この子達は、新しく仲間入りしたウメボシイソギンチャクです。
壁に張り付いたウメボシイソギンチャクです。

ウメボシを飼育し始めて知ったこと!彼らは好きな場所に移動することができるんです。

手前に泳ぐのは、ギンユゴイです。
拡大したウメボシイソギンチャク
違う場所に咲いたウメボシイソギンチャク
同じく違う場所で花開くウメボシイソギンチャク
水槽の全景です。癒やされます。


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